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みなさまごきげんよう。
今津です。

21-22日に、ひと狩り行ってきました!
モンハンじゃないよ。

実は、檜原村の巻狩りに半日ほど同行させてもらったのです。
朝早かったし山はきつかったけどちょーー楽しかった!!

私、いろんなことすぐ忘れちゃうので、備忘録として、山はどんな感じだったかとか、思ったこととか、書いていこうと思います。
ちょっと長いので、感じたことだけ読めればいいやーという方はざーっと下のほうまで飛ばしちゃってくださいまし。

巻狩りについて


巻狩りというのは、チームでの猟のやり方の1種です。
猟犬や勢子(獲物を追うひとを指す)で、獲物を射手(獲物を撃つひと)の居る方向に追い込んで、射手が仕留めるという感じ。
我々は勢子さんと猟犬に同行させてもらいました。

▼ よくわかる巻狩りの流れ
http://kari-girl.com/img_contents/vol11_photo07.jpg

▼ 巻狩りのチームの配置はこんな感じ
http://kari-girl.com/img_contents/vol11_photo06.jpg

上2つの図はこちらのサイトから。
▼ 目指せ!狩りガール
http://kari-girl.com/


いざ山へ


当日は朝早いので、前日の夜から檜原近くに泊まりました。
朝5:30に起きて(正確には起こしてもらって)、宿を出たのは6:00。
7:00くらいにハンターさんと落ち合う場所に着いて、そこから山の入り口まで、ハンターの方々に車で連れて行ってもらいました。

入り口からは、ハンターさんと猟犬と一緒に、まずは山をひたすら登ります。
登山に慣れてない都会っ子の今津はわりとこれだけで汗だくに…
こんな季節に、ところどころ雪の積もってる山でダウンを脱ぐことになるとは思わなかった(笑

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みんなで登山

歩いたのはだいたい1時間くらいかな?
集合場所には、すでに数人のハンターさんが集まっていました。

登ってきた時にも思ったんだけど、ハンターの皆さん、すごい元気。
自分のおじいちゃんくらいの年齢の方が、自分がヒーヒー言ってる横で普通に山登ってるんだもん。銃持って。

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雪積もってます


狩り、はじめました


少し時間をおいて、まずは射手の皆さんが持ち場につきます。
皆さん、ちらほらと集合場所を離れていきます。

勢子さんと我々はまだ待機。
このタイミングで、ハンターさんに少しお話を伺ったりもできました。
猟犬の話とか、靴の話とか、猟のときにお化粧はしてもいいかどうかとか。
(ちなみにあんまりしないほうがいいらしい。そんなにがっつりしなきゃ大丈夫という感じで仰ってたけど、犬の鼻が一時的に利かなくなることもあるそう。)

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猟犬見習いの子。まだ6ヶ月くらいだとか。すごく人懐っこくて可愛かった

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こちらはベテラン。もう1匹の同じ感じの猟犬とコンビでいい仕事をするらしい

犬かわいいよ犬(U^ω^)

射手さんが集合場所を離れてしばらくして、勢子さんと猟犬に着いて我々も出発。
動物の足跡があちらこちらにありました!
雪が積もってたから素人にもわかりやすくてよかった〜。
でもハンターになったら、雪とかなくても足跡を見つけられるようにならないとだ…

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鹿の足跡(だったと思う)はすごくたくさん見つかった。

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熊の足跡も!人間の手くらいあったけど、これでだいたい60kgの熊らしい。

しばらく歩いて、勢子さんチームも二手にわかれることに。
私の着いて行ったほうは、ひとの通れそうな道のないところを歩くチームだったみたいで、滑りそうになりながらも雪道の斜面を頑張って着いて行きました(笑
ちょっとおもしろかったけど、あんまり距離が長くなくて良かった…
(たぶん勢子さんが、いつもより安全な場所を選んでくれたんだと思う)

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真ん中あたりに足跡ありますが、そこを歩いてきました。

「これ以上降りられそうにない」というところで勢子さんと我々は待機。
ここからは猟犬たちが頑張ってくれます。

すぐに犬の鳴き声がしたので、「あのあたりに居るね」なんて勢子チームで小声で言い合ったりしてました。
この「犬の鳴き声がする」ということは、犬が獲物を見つけて追いやってるということ。
ほんの十数分で獲物を見つけるなんて、猟犬って優秀ですよね。
それからしばらく、猟犬の鳴き声の移動が続いて、聞こえなくなった(遠くに行ったみたい)なので、分かれたもう一方の勢子チームと合流。
少し開けたところへ行って、射手さんが仕留めるのを待つばかりとなりました。

この感じだともしかしてすぐなのかな〜という安易な考えをしてたところで、どうやら獲物が奥のほうまで行ってしまったみたいで、勢子チームも移動をすることに。
道の脇に、動物の足跡がないか目を光らせながら歩きます。雪が積もってるとこ以外は全くわからなかったけど。

それからはあまり進展がなく、ちょっとアクシデントもあったりしたけど、参加者は全員怪我もなく、狩猟は終了となりました。
(捕獲は無しでした…でもまぁ、そんなときもあるよね。)
普段だったらこれから第2ラウンドらしいのですが、我々同行者がいたため、今回は午前だけで終えてくれました。
正直、慣れない山道を歩いてへばってたので助かりました…

ちなみに、登りよりも断然下りがきつかったです。
途中何度も心が折れそうになりました…
冗談抜きで傾斜20〜30度くらいの坂を降りるんだもん。20度くらいのとこで「ここはまだ降りやすいね」とか言うレベル。急すぎてちょっと先が見えないの(笑。
でも、そんな坂を、70代のおじいちゃんが普通に降りててほんとにびっくりしました。
「今日は何もないから良いけど、獲物持って降りるときはちょっと大変だよ〜ワハハ」みたいな。
そして獲物持って降りるときは台車(一輪車)でおろしたりするらしいです。
この坂をどうやって…?って素で聞いちゃったけど、ハンターさん的にはわりと普通のことらしい。恐ろしい。


山をおりた後は反省会


だいたい13時くらいに山からおりてきて、ハンターさんたちの使っている小屋的な、部室的な場所へ連れて行ってもらいました。
過去の獲物の写真がズラリと飾ってありました。
そして調理器具も豊富に(笑

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鹿。角も大きいしちょーかっこいい!

それから、お肉をごちそうになりました。
鹿と猪。どっちも大好物です。

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猪のもつ煮込み。いろんなもつが入ってて美味しかった〜

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鹿タンと頬肉。両方とも初めて食べたけど美味しすぎワロタwww

この他にも、ハツもいただいちゃったし、あと肉ではないけど手作りのこんにゃくも美味しかったです。
美味しいもの食べるのっていいですね。やっぱり。


初めて狩りに参加して


今回、初めてハンターさんに同行させてもらって、いろいろと考えるところがありました。
もう2日も経ってるのに、まだちゃんとまとまってないのでアレなんですけど、書いておかなくちゃ!と思って。

・体力の無さに愕然
もうね、本当にびっくりしました。
元々体力無いってのは分かってたんですけど、ここまでとは。
22日の夜に東京(檜原も都内なんだけど、ハンターさんは23区とかを都内とか東京って言ってた)に戻ってきてから、じんわり筋肉痛みたいのがきてたんですが、昨日はほんとに脚が痛すぎて、ヨボヨボしてました(笑
そして今日も治ってないんですね、これが。
もう、絶対下半身鍛えたる!!!って思いました。


・ハンターさんって怖くない!
これ、ほんと失礼な話なんですけどね(笑
なんというか、ハンターさんって年齢も高めだし、銃とか持ってるし、イメージ的に「頑固親父」みたいなのかなって思ってたんですね。こだわりとかちょー強くて、厳しい、無口、みたいな(笑
でも、今回同行させてもらったチームの皆さんは、すっごく親切でフレンドリーで優しい方ばかりでした。
あと、まぁ考えたら当たり前なんだけど、いい意味で「普通のひと」でした。
ハンターさんだからと言って特別じゃなくて、(銃の保持ができてる時点で、そういった意味では特別なんだけど、)みんな当たり前に誰かの親だったり、家族がいたりする普通のひとなんですよね。
だから、興味があるひとは、どんどん知合いのツテを頼ってみたり、猟友会に連絡とったりして、ハンターさんと会ってみるといいと思います。

・肉を食べるってこういうことなんだ
お肉ってスーパーとかでパック詰めされてるし、ジビエだってインターネットで簡単に手に入りますよね。
でも、レジを通したり、購入ボタンを押すことの向こう側には、半日間、山道を寒いなか歩いてみんなで協力してやっと1頭獲物が捕れる、というような事実があるわけなんです。もちろん畜産はまた違う形で、様々な労力がかかっています。
それを、自分の身を持って知ることができました。
いや、知ることができたというとおこがましいくらいで、ほんの一部を見ることができたというほうが正しいかもしれません。
だからと言って、私はみんなにこの思いを押し付けたりするつもりは毛頭なくて、自分が狩猟に興味を持ったきっかけへの回帰というか、そういう思いができたので、それを噛みしめるために敢えて書きました。

今、改めて、食肉センターにも行ってみたいと思っています。自分の食べているものがどうやって出来ているのか、しっかり見るために。
(こういうこと言うと、時々「怖いもの見たさ」だとか言われるのですが、決して面白半分ではないことは断っておきます。)

・今、興味あることを再確認
ちょっと重たい話をしてしまったのですが、今私が興味を持っていること、そしてこれからのハンター人生(ちゃんとできるのかな…)の方向性を決めるかもしれないことについても再確認できました。

今、私がやりたい!と思っていること。
私を知っているひとからしたらちょっと意外に思われるかもしれませんが、どちらかと言うと「駆除」に興味を持っています。
そして、お肉もそうなんですが、角や骨、革の利用について、何かできないかな、と考えたりしています。

私はエスニック系のお洋服がすごく好きなんですが、それ系のファッションって、アクセサリーに水牛の角とか使ってたりするんですね。それを鹿角でそれっぽいの作れないかな、とか。
駆除の結果、捨てられてる革を何とか簡単に使えないかな、とか。
どうせなら、お肉だけじゃなくて、角も骨も革も使いたい。害獣指定はされてるけど、捨てるとこなんてないぞ!全部使えるぞ!って言いたい。そうしたら、獣害に困ってる農家さんや、駆除するハンターさんも、もう少しだけでも楽になるんじゃないかな、と思って。
まぁ全然詳しいことも分かってないし、まだまだなんですけどね。


と、そんな感じで、私の初めての狩りを終えました。
なんだかんだ書いたけど、すっごく楽しかった!
とりあえずこれから、登山などなどやってみて体を鍛えようと思いました。。。

それでは。


◆ 追伸 ◆
ジビエに興味のあるかたは伝統肉協会もよろしくお願いします(m_ _)m
▼ 伝統肉協会
http://dentoniku.jp/