【金額が間違っていたので修正しました。大変申し訳無い……】

みなさまごきげんよう。
今津です。

先日、どこだったかは失念したのですが『"育休中も会社から給与がでている"と勘違いしているひとがわりといる』という話を目にしまして。
ついでに育児休業について知ってることを書いていこうかなと思った次第でございます。

今津は、総務人事の仕事したり就業規則作るために弁護士さんとやりとりしたりしてたから多少は知ってるのだけど、意外と知らないひとが多いのよね。



育休(=育児休業)は読んで字の如く『休業』


最初の『育休中も会社から給与がでるかどうか』は、もうこれに尽きるんですけど。
休業中って基本的にはお給料でない会社がほとんどじゃないかなーと今津は考えています。もちろん、会社によって違いますけどね。気になる方は、所属会社の就業規則を確認して下さい。

あ、休業っていうのは、育休だけじゃなくて介護休業とか、あとは病気やケガで長期間働けない場合にもあります。

「そうは言っても、今まで共働きで、しかも子どももいるのに、夫/妻の稼ぎだけで生活するのキツくない?」とお思いになると思います。
じゃーどうやってみんな生活してんのって話なんですけど、実は育休中は『育児休業給付金』ってのが雇用保険から出るんですね。
もちろん、今までもらってたお給料の満額出るわけじゃないです。支給額はだいたい『産休に入る前にもらってたお給料の5割くらい』です。これは時期(と言っても数年単位です。春に多くもらえるとかじゃないですw)によって違って、4割だったり5割だったりっていう感じですね。今は、育休開始~6ヵ月の間は、なんと67%もらえるそうです。

というわけで、たとえば「育休中に払ってる給料ってもったいないよなー」みたいな考えは、そもそも前提が間違ってるんで、特に経営者の方は知っておいてほしい気持ちがあります。

ちなみに上に書いた『病気やケガで長期間働けない場合』の休業については、『傷病手当金』とか労災の『休業補償』とかが出ます。


育児休業給付金は毎月もらえるわけじゃない


ちょっと注意したいのがこちら。給与のように毎月出るわけじゃないんです。
申請(≒もらえるタイミング)は2ヶ月に1回なのです。
しかも、もらえるのは育休開始~2ヶ月後から。例えば4/1から育休開始だとすると、4月分と5月分をまとめて6月以降に申請してやっと給付金が振り込まれるというイメージですね。

育児休業給付金とは別に、産休期間は出産手当金というのがもらえる場合があるんですが、こっちはもらえる時期とかが健保組合に依存するようなので、ぜひご自分の加入している健保組合のサイトあたりでご確認くださいな。


ちょっとでも仕事したら給付金はもらえない?


これ、実はそんなことないんですよ。
厚生労働省が出している『育児休業給付金の内容及び支給申請手続について』というパンフレットを見ると、就業している状態での給付対象は
- 支給の単位期間において、就業していると認められる日が10日以下かつ80時間以下
となっており、金額については
- 支払われた賃金が『休業前にもらってた給与』の30%を超えたら支給額が減額されて、80%以上のときは給付金なし
とのことでした。
※これはすごい雑に書いてあるので本当はもっと細かいです。

というわけで、まぁあんまり居ないと思うんですけど、例えば月に2-3日は夫/妻/親に子どもをみてもらって仕事に行き、元々もらってた給与の1割程度の給与を支給されても、給付金は満額もらえるわけですね。

▼ 育児休業給付金の内容及び支給申請手続について
https://www.hellowork.go.jp/dbps_data/_material_/localhost/doc/ikuji_kyufu.pdf


育休中は配偶者控除が使える


で、これが一番知らないひとが多いんじゃないかって話なんですけども。
育児休業給付金は『収入ではない』とみなされるようでして、夫/妻が育休中でその分の収入が141万円以下というご家庭は、ぜひ年末調整の際には配偶者(特別)控除が使えることを思い出してくださいね。
ちなみに配偶者控除は38万円です。けっこう大きいですよね。

あと、「このこと知らなかったけどもう育休あけて復職してるしなぁ。知っておけばよかった。」という方にお知らせしたいのは、『配偶者控除は5年以内なら遡って申告できる』ということですね。ちょっと面倒なんですけど。
※5年というのは確定申告してない場合だけなので注意が必要。



こんな感じで、育休にかんするちょとした豆知識を共有してみました。
給付金や税金については、本当に知っていれば知っているほど得をする世界だと思っているので、これを期にいろいろ調べてみると面白いかもですー

それでは。